さらしては無くす
手のひらに水のよう
苦い記憶だけ残る
空言葉 振りまわす
身の丈に似合わずに
並べた嘘に また身を潰される
見え透いた絵空事
飾り耳立てた
自らの気高さに身悶える
拾い掻き集めた 言葉の数など
無と同じ
救いの手を差し伸べたよと
君の笑顔を見れば怒り
陽に焼けない色鮮やかな君の
朱を身に染めたいな
陽に焼けない色鮮やかな君の
朱を身に纏いたいな
日に日に 迷い踊る
僕の虚しい時の穴を閉じる
誰のともない影ある詩
捉えきれず手を伸ばして
夜の儚さなどに目もくれず
ぶつけ晒した言葉の数など
君の一言に朽ち果てる
ただ 手を取り寄り添う背中
やわらかな温もりを感じれば
夜の光も屑となる
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