2013年5月20日月曜日

君の色を身に纏いたい

身に返る事ばかり 
さらしては無くす
手のひらに水のよう
苦い記憶だけ残る

空言葉 振りまわす
身の丈に似合わずに
並べた嘘に また身を潰される
見え透いた絵空事
飾り耳立てた
自らの気高さに身悶える

拾い掻き集めた 言葉の数など
無と同じ
救いの手を差し伸べたよと
君の笑顔を見れば怒り
陽に焼けない色鮮やかな君の
朱を身に染めたいな
陽に焼けない色鮮やかな君の
朱を身に纏いたいな

日に日に 迷い踊る
僕の虚しい時の穴を閉じる
誰のともない影ある詩

捉えきれず手を伸ばして
夜の儚さなどに目もくれず
ぶつけ晒した言葉の数など
君の一言に朽ち果てる

ただ 手を取り寄り添う背中
やわらかな温もりを感じれば
夜の光も屑となる

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