2009年7月18日土曜日

時雨

ここが通り道よ時雨 ふるさとへ帰る道
一度離れていた君と僕が また巡り逢う場所
ここが通り道よ時雨 共に許し合う道
背を向けていた僕らが 手を取りまた歩む場所

黒に染まっていく海に 降りる幾万の雫
今宵限りの宴のよう 漂い歌おうメヌエット
ぼんやりと月が浮かべば 穏やかに放つ光
弾み歌う君の頬を そっと撫でるようシルエット
宴の終わりを告げるよう 陽がまた顔覗かせ
また会えるさと君が 目を空に傾ける

空が青いなら 君は身を空に浮かばせ
いつか また出会う日まで
頬をまた一度合わせて

手の鳴る方へ 波打つ方へ
身を委ねれるのなら また思い出すだろうに
手の鳴る方へ 波打つ方へ
身を預けれるのなら もう忘れないだろうに

帰り、眠り、また旅立つ、ただそれだけを繰り返し、、、

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